入浴によるヒートショックで死亡事故増加。厳冬時期は注意を

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からだを温めるとなぜ病気が治るか―HSPが元気をつくる


入浴によって引き起こる「ヒートショック」によって死亡事故が毎年相次いでいるようです。


ヒートショックの原因と、関連する問題点についてまとめておきます。


■ヒートショックによる死亡者の多くが高齢者である


大阪市のまとめでは、下旬から急に冷え込みの厳しくなった昨年12月には、前年の2倍にあたる30人が死亡。各地でも11月から3月にかけて毎年事故が集中することから、医療関係者らは寒い時期の入浴に十分注意するよう、呼びかけている。


こうした高齢者の入浴中の死亡事故が引き起こる原因は、脱衣による寒さと浴槽のお湯の熱さの差が激しくなることで血管が大きく収縮→膨張することによるもの。


血管が収縮すると血圧が一時的に上昇し、血管が一気に膨張すると血圧が一気に低下。


これによって脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすのが「ヒートショック」です。


ヒートショックを引き起こしやすい要素としては「65歳以上の方」「高血圧・糖尿病・動脈硬化の方」「肥満気味・睡眠無呼吸症候群・呼吸器に異常がある・不整脈の方」「暖房設備のない浴室」「一番風呂が多い」「暑い風呂を好む」「飲酒後の入浴がある」などが1つでも該当する場合が挙げられます。


恐らく多くの方が該当していそうですね。


また大阪市消防局の情報によれば、こうした入浴中の死亡事故のおよそ8割が高齢者の自宅で起こっており、「脱衣所で倒れる」「湯船で溺れる」などで救護が遅れるケースが多いといいます。



■低体温者が実践する入浴法はヒートショックになる可能性がある


最近特に話題となっているのが、低体温症を治すために体温上昇をする入浴法の「ヒートショックプロテイン入浴法(HSP入浴法)」です。


これはカラダに熱いお湯で負荷を与えることで体内の"ヒートショックプロテイン"と呼ばれるタンパク質に刺激を与え免疫力を高めたりできる入浴法ですが、これが逆に危険に陥る原因のひとつとなりそうだと私は予想しています。


入浴法の一つを抜粋してみても「42度のお湯に10分以上浸かる」など、ヒートショックを引き起こしてしまう要素が含まれています。


「冷え性改善」といって入浴を見直すケースもあるかと思いますが、自身の健康状態を誤れば危険な状態に陥るケースも考えられますので実践には十分にカラダの状態をみながら行なっていただきたいものです。



■ヒートショックを防ぐ入浴法とは?


ヒートショックにならないため、以下の方法で入浴するのが大切です・・・


【入浴前】


・食後すぐの入浴を避ける


食後は血液が消化器官に集中するため、血圧が下がりやすい。


・入浴前に降圧剤やアルコール摂取を避ける


血管を膨張する働きのあるアルコールや降圧剤も血圧を低下させる要因となります。


・入浴前後にはコップ1杯の水を飲む


入浴による発汗で起こる脱水は血液をドロドロにして心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因となるため、水分補給が大切。可能であれば体内に吸収されやすいスポーツドリンクなどのイオン飲料が効果的。


・浴室・脱衣所を温める


低い室温での脱衣を避けるため、暖房器具で脱衣所・浴室を温めます。浴槽の蓋を開けて蒸気で温度を上げたり、バスマットやスノコを敷いておくなども効果的です。


・シャワーで浴室全体を温める


浴室に暖房器具のない場合はシャワーで高い位置からお湯を張ることで浴室全体を早く温めることができます。東京ガスの実験によるとこの方法を15分間行った際に出た蒸気によって浴室温度が10℃上昇したこともわかっています。


【入浴時】


・入浴する際は必ず"かけ湯"をする


かけ湯の手順は心臓から遠い手足→腹部→頭部→胸部と順に行うのが鉄則。こうすることでカラダをお湯に慣れさせます。


・湯温を低めに設定


湯温42~43℃は心臓に負担のかかる温度で、統計からも死亡事故が増加傾向にある湯温が41℃以上となっています。少しぬるいかもと感じるくらいが丁度いいのです。


・半身浴する


浴槽内での水圧はおよそ80キロとかなり大きいことからカラダへの負担が大きい。このため、カラダへの圧力が少ない半身浴のほうがヒートショックになりにくいのです。お勧めは38~40℃のお湯に2~30分ゆっくり浸かる方法。


・家族の声かけチェック


先にも書きましたが、自宅での入浴中に発見が遅くなることで救護が遅れるケースがあります。特に高齢者や心臓疾患患者は家族が小まめに声かけを行うことが大切です。


・浴槽から出るときは「ゆっくり立ち上がる」


浴槽から急に立ち上がると血液が急低下し"立ちくらみ"を引き起こします。最悪の場合だとそのまま失神して溺死ということもあり得るため、必ず「ゆっくり立ち上がる」ことに心がけましょう。


また血圧の変動がみられる浴槽への出入り、脱衣所と浴室の移動、カラダを洗う、服を着るといったタイミングには不整脈になりやすく注意が必要です。


【その他のケース】


・トイレ対策


トイレで排泄を行うと急にカラダが冷えやすく、入浴中でなくてもヒートショックになる危険があります。小型暖房器具などでトイレの室温を管理したり、トイレの窓にカーテンを付け断熱する、ヒートショックになる危険のある人をトイレから近い寝室にするなどで防ぐことができます。


さらに排泄時はいきみすぎると血圧・心拍数が上昇し心臓へ負担をかけてしまうため十分注意し、食物繊維や水分摂取に心がけるようにすることが大切です。


・・・特に高齢者への心配を強調してしましましたが、ヒートショックは年齢に関係なく引き起こる恐ろしい症状です。


また一年の中でも寒い時期に起こりやすいことのため、厳冬の年は細心の注意で生活することが大切です。


自身の管理はもちろんのこと、周りに高齢者や心臓の疾患等がある方がいましたら、注意を促してあげてくださいね。



via:厳冬で入浴中死亡増...目立つ高齢者、自宅も注意 : シニアニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
via:ヒートショック【冬場は特に注意:急激な温度変化による心筋梗塞・脳卒中の原因】 - Togetter
via:ヒートショックプロテイン・HSP入浴法で低体温改善|世界一受けたい授業 2月5日 ? 健康美容ニュースブログ|ダイエット・病気・症状





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